念願叶ってバンドを組むことができました!
私含めメンバー皆初心者でバンドも未経験な為、
どのように活動していったらいいのかわかりません。
私も同年代の方とオヤジバンドを組むことが出来ました。
完全趣味で活動していきたいのですが、
具体的にバンド活動はどのような事が出来るのでしょうか?
念願かなってバンドを組むことができたけど、メンバー全員バンド経験なしの初心者。
バンド活動はどのようにしていけばいいのかわからない方がこの記事にたどり着いたのではないでしょうか?
バンド結成おめでとうございます!
今回はあくまでプロを目指す活動ではなく、
社会人、趣味、初心者でも無理なく出来る活動方法を紹介していきます!
目次
バンド活動で出来る事と具体的な活動方法6選
- 目標を決める
- バンドを組んでいても基本は個人練が中心
- スタジオを借りてバンド練をする
- SNSを活用し、バンド活動をセルフプロモーションする
- ライブをする
- レコーディングをする
それでは解説していきます!
・目標を決める
今度手始めにバンドのミーティングを行うのですが、
まずどんな話し合いをすればいいのですか?
まずは当面のバンドの目標を決めましょう!(大目標)
目標が決まればその目標を達成するにはどうすればいいか(小目標)が見えてきます。
職場で「今月の売上○円!」であったり、スポーツの世界でも「大会ベスト8以上!」とか、組織には必ずチームの目標がありますよね。
個が2人以上集まればチームとなります。
性格や考え方、熱量もそれぞれ違う個がまとまりをもって同じ方向を進めるよう、向かうべき指針としてチーム目標が必要なのです。
バンドもいわずともチームですよね。
バンドでも目標を設定する事で一体感が生まれ、また個人の目標をバンドの目標に紐付ける事が出来るのです!
バンドの目標の一例ですが
- ライブをする(ライブハウス、屋外、フェスなど時期、場所も明確に)
- 具体的な集客数(ライブハウスの集客〇人、youtubeの登録者数〇人など)
- レコーディング等の作品制作(曲数も明確に、デモレベルか販売配信クオリティかも)
などが一般的です。
社会人、趣味、初心者のバンドであれば、手始めに「○月までに初ライブ!」等の目標がいいのではないでしょうか?
もちろん「○年後にサマソニ出演!」とか数年見越したドデカイ目標でもOKです!
最近の夏フェスはアマチュアの一般公募可能なチャレンジ枠もあるので!
今回は仮に「○月までに初ライブ!」を目標に設定したとします。
目標を達成する為に逆算していくと、クリアしなくてはならない課題(小目標)が見えてくるはずです。
- ☝○月にライブする為には?⇒
- ☝曲が必要⇒
- ☝何曲必要?⇒
- ☝ライブハウスの1ステージは大体30分⇒
- ☝1曲5分として最低4曲必要(残り10分は転換、MC)⇒
- ☝曲はオリジナル?コピー?⇒
- ☝オリジナルの場合誰が曲作る?コピーの場合の曲は?⇒
- ☝○月まであと何ヵ月?⇒
- ☝1ヶ月に○曲ペースで仕上げる必要がある
など目標を設定することで何をするべきかが見え、活動にも張りがうまれます!
まさに一般社会のチームビルディングと一緒ですね。
プロセスを通して自分の目標とバンドの目標が繋がって、
モチベーションがあがりそうです。
目標は、『具体的』、『達成できる』、『チャレンジできる』、そして必ず『期限』も設定しましょう。
例えば初ライブを目標にする場合、「いつかライブやろう」、的な期日の無い目標を掲げていた場合は具体的な計画は決まらないでしょう。
・バンドを組んでいても基本は個人練が中心
私達のバンドは半年後までに初ライブをする目標に決めました。
バンドメンバーとしてどのような心構えで練習していけばいいのでしょうか?
バンド練も大事ですが、そのバンド練を有意義にするには個人練が重要になってきます。
一人で音楽をやる分には苦手な事を回避したり予定を先延ばしにしても誰も困りませんが、
バンドでそんな事をしたら一生懸命やっている他のメンバーに迷惑がかかるのです。
さて、バンドの目標が決まったらそれに向けて練習、準備をしていかねばなりません。
バンドを組んでいても基本は個人練がメインであることには変わりません。
しかしながら、バンド活動をしている以上は個人練もバンドの目標に紐付けて練習をする必要があります。
一人で音楽をやる分には自分のペースでどんな練習をしようと、また予定を先送りにしようが誰にも迷惑はかかりませんよね。
しかしバンドはどうでしょうか?
「10日後のスタジオでこの曲合わせよう」
とバンドで決めたのに、スタジオまでに曲を覚える事が出来なかったら、、、。
曲を覚えてきた他のメンバーに迷惑がかかりますし、何より貴重なバンド練習は台無しになります。
個人練の段階で次回スタジオで合わせる曲は必ず覚えるようにしてください。
ちなみに曲を覚えるというのは厳密には「練習」ではなく「リハーサル」の範疇なのかなと思います。
「練習」と「リハーサル」はしっかり分けて考えていくと良いでしょう。
「練習」というのは例えばギターでいうと、自由に指が動くようになるためのメカニカルトレーニングやリズムトレーニング、ピッキングフォーム、カッティングやチョーキングの固有奏法の習得、コードフォームや、スケールを覚えるなどの事です。
曲を覚えるだけではただバンドで合わせて終わりとなってしまうので、
技術の底上げには「練習」が必要なのです。
コピー曲でバンド活動をするなら、ただ譜面をなぞるだけでなく、「どんなコードを使っているのか」「音作りは」「ビブラートやチョーキングの幅は」等個人練の段階で分析し、自身の練習に還元していけば効率良く上達出来ると思います。
オリジナル曲でバンド活動をするならさらに「作曲」「アレンジ」が入ってくるわけです。
メンバー全員上級者であれば、スタジオでその場で作り上げる事もできそうですが、
そうでない場合はこちらも個人練の段階で練り込んでおく必要があります。
オリジナルで活動する場合はバンド練の際に必ず「アレンジネタ」を持ち込めるよう普段から意識して練習していくと良いと思います。
バンドを組む前は練習をするもしないも自分次第なとこがありましたが、
バンドを組んでいる以上、練習してこないメンバーが一人でもいるとバンドが進まなくなってしまうのですね。
自分のパートの習熟度が低い状態でバンドで合わせても、
自分自身の演奏をすることで精一杯になってしまい、バンドで重要な
「合わせる」というところまでいきませんよね。
個人練を突き詰めてスタジオに臨むことでバンド練が何十倍も有意義なものになるのです。
・スタジオを借りてバンド練をする
今週末生まれて初めてスタジオでバンド練です。
スタジオはどんな場所でどんな事ができるのでしょうか?
ドラムセットやアンプ、ミキサー等各部屋に配置されており、ライブ基準のセッティングで練習できます。また場所によってはレコーディングエンジニアが所属しておりレコーディングもできます。
スタジオでバンド練をするようになると、いよいよバンドをやってるなと実感出来るといったところでしょうか。
スタジオにはドラムセット、大型のアンプ、ミキサーなどライブ基準の機材が取り揃えられています。
バンド練で心掛けなければならないのは、個人練の延長の場にしないことです。
メンバー全員で合わせる練習をし、細部を確認する場となりますので、基本はその日練習する予定の曲は個人練の段階で必ず弾けるようにしてから望んでください。
楽譜を見ながらじゃないと、とか、座ってないと弾けない、であったり、ましてやその場で弾けない箇所をスタジオ内で練習しはじめるのはもっての他です。
他の一生懸命やっているメンバーからしたら「そんなの家でやってこいよ!」です。
スタジオでのバンド練はメンバー全員のお金と時間を使って集まった貴重な時間ですので、「合わせてみないと気づけなかったところ」「全体の音色、バランス」「各パートのアレンジ」「ライブを想定したリハーサル、ステージアクション」など、個人練では練習できない箇所に注力するといいと思います。
また、練習中は必ず録音をし、練習後にメンバーで振り返りを行ってください。
録音を聴きながら課題を洗い出して次回の練習に繋げると良いと思います。
また、スタジオによってはレコーディング環境を完備しており、レコーディングエンジニアが所属している場合もあります。
レコーディングを視野に入れているバンドは詳細を確認しておくと今後の選択肢につながる可能性があります。
スタジオは個人練ではなくバンド練をする場所というのは肝に銘じておきます。
しかしながら個人練ですべてを覚えていくというのも自信がありません。
一生懸命練習してきたけどそれでもできなかった、という場合はメンバーも温かく接してあげてください。同じ一曲でもパートごとに難易度も違いますしね。「ギターソロの完成は厳しいのでその前まででいい?」とか早い段階で相談できれば当日の練習プランを変える事も出来ると思います。
・SNSを活用し、バンド活動をセルフプロモーションする
練習やライブ、レコーディングの他にもバンドで出来る活動ってあるのでしょうか?
時代にあやかりSNSを活用して、バンドをプロモーションしてみるのもいいと思います。
練習の様子を公開したり、ファン作りや、ファンとの交流の場になり、コンテンツによっては費用もほぼ無料。これは活用しない手はないでしょう!
現代社会においてSNSはコミュニケーションツールの核として機能しており、誰でも一つは何らかのSNSアカウントをお持ちであると思います。
バンドがSNSを活用するメリットは、ライブや音源の宣伝、そしてファン作りにつながっていきます。
ファンが増えれば当然ライブの動員も増え、音源のダウンロード、各コンテンツの再生数は上がり、自然とバンドの知名度は上がっていきます。
うまくいけば収益化できる可能性もあります。
SNSといえば、youtube、twitter、Instagramなどが代表的ですよね。
各プラットフォームの説明はもはや必要ないと思いますが、SNSの活用方法は音楽とはまた違ったベクトルの手腕が必要です。
音楽活動をするのなら必ずどれかは、可能であれば複数押さえておきたいところです。
思えば一昔前までは、バンドのファン作りの手段は限られていたように思います。
地道にライブ活動を続けたり、ライブハウスやスタジオにビラやデモテープを置かせてもらったり、自分たちで配ったりしていた時代もありました。
所謂「プロ」になるには、大手の音楽事務所やレコード会社にテープを送るなりオーディションを受けるなりして契約し、ようやくラジオ、テレビ、雑誌などのメディアに進出できるような流れでした。
しかし現代でSNSの発達により、スマートフォン1台あれば世界中に自分の活動を発信することができます。
今をときめく、シンガーソングライターの『あいみょん』さんもTwitter経由で音楽関係者の目に留まったことがデビューのきっかけで、それまでにライブハウスや路上でのライブ経験はまったくなかったそうです。(あいみょんさんのWikipediaより)
現代のSNSは自分の音楽活動をより多くの人に知らせめ、またファンと交流するための重要なツールとなっています。
趣味バンドとはいえ、多くの人に聴いてもらいたいと思っていますが、
現代ではライブをするだけではプロモーションとして弱いのですね。
一昔前は『良い曲を作って、良いライブをすれば必ずファンはつく』と信じられてきましたが、現代では良い曲と良いライブするのは当たり前であり、それプラスいかに多くの人の前に露出できるか、その為にはSNSでセルフプロモーションが不可欠なのです。
・ライブをする
おやじバンドの目標として初ライブを掲げ練習頑張っています。
バンドを組んでライブをやるというのはどんな段取りになるのでしょうか?
大まかな流れですが、場所(ライブハウスなど)を決め、デモ音源や写真の提出、セットリストを決め、練習、本番という感じですかね。
さて、多くのバンドは活動ルーティンとしてライブを定期的に行っていることがほとんどです。
ライブといっても現代では様々な選択肢があり、
- ライブハウス
- 配信ライブ
- スタジオライブ
- 路上ライブ
- イベントライブ
などがあります。
今回は一番オーソドックスなライブハウスに出演する流れを説明していきたいと思います。
まずは、どこのライブハウスに出演したいのか決めましょう。
地名+ライブハウス(横浜 ライブハウス)等で検索するとHPが出てくると思います。
普段バンド練で使っているスタジオにライブハウスのチラシや掲示があったり、ライブハウスも併設、経営してる場合もあるので身近なところからチェックしてもいいと思います。
ライブハウスに出演するといってもノーアポで出向いて『飛び入り出演』というのはありえません。
基本は事前にライブハウス側との日程を調整し出演日を決めます。
調整といってもバンド側が出演日時を指定することは原則できないと思っていた方が良いです。
駆け出しのバンドや趣味でやっているバンドなら尚更です。
まずライブハウスでのライブはだいたい4~8バンドくらいが同一日に出演し、日によってのイベントのコンセプトなどがある程度決まっており、その日のコンセプトとバンドのカラーをマッチングしていかなければなりません。
いわゆる、ブッキングというやつですね。
例えば弾き語りでやっているソロシンガーがゴリゴリのメタルバンドと同一日に出演したり、プロを目指している10代のバンドと趣味でやっているおやじバンドが同一日で出演したら、お客さんの立場からしてもやはり違和感がありますよね。
ですので初めてのライブハウスに出演の問い合わせをする場合は『バンドの方向性(趣味かプロを目指しているか)』『演奏ジャンル』『コピーかオリジナル』をお伝えするとライブハウス側も日程のブッキングがしやすいでしょう。
ライブハウスによってはライブ初心者や趣味バンド向けのイベント枠が定期的に用意されていたりもします。HPなどでチェックしましょう。
また、初めてライブハウスに出演する際は、事前にバンドのデモ音源や写真の提出を求められる場合もあります。レコーディングレベルではなく、スタジオの練習を録音したレベルで大丈夫な場合がほとんどです。
ライブハウスの出演が決まったらどのように練習していけばよいのでしょうか?
まずはセットリストを決めましょう。
そして曲の繋げ方、終わり方、どこでMCを入れるか、などを決め、
出演時間内に終わる演出を考えていきましょう。
当日はざっくり説明すると、各書面(セットリスト、セット図、来客名簿)の提出、リハーサル、開演、本番の流れが一般的です。
準備不足だろうか、自信がなかろうが、その瞬間は必ず訪れるものです。
『ミスったらどうしよう』とか縮こまってしまう事もあるでしょうが、まずは何のために音楽をやっているのか、音楽が楽しいからなのではないでしょうか?ライブはその集大成です!楽しんで熱い燃えるライブをしましょう!
全ての出演バンドのライブが終わったら清算になります。
チケットノルマに達しない部分はバンド側の支払い、チケットノルマを上回った部分はライブハウスとバンドのチャージバックになります。
割合はライブハウスやイベントによって異なります。
清算の際にブッキングマネージャーや店長などからアドバイスを頂ける事もあります。
この時点で次回ライブの打診をもらえることもあります。
終演後にそのままホールを打ち上げ会場として使えることもあります。対バンさんやお客さんと交流を深めるのも良いでしょう。
ライブの事を考えると今から緊張して、マイナスなイメージばかりが先行してしまいます。
ライブは生ものですのでうまくいかない時もあります。しかしその日に反省や振り返りはせず、その日はメンバーみんなで打ち上げをし、楽しく一日を終えてください!
・レコーディングをする
バンドをやるからにはゆくゆくは自分たちの作品を制作してみたいです。
趣味レベルですがレコーディングは出来るものなのでしょうか?
問題なくできます!レコーディングは1曲からでもできますし、
データとして音源を持っておくと活動の幅がぐっと広がります!
オリジナル曲が数曲出来るころ、『CDを作ってみたい!』『レコーディングしてみたい!』といった欲求が生まれてくるのではないでしょうか?
『レコーディング』と聞くと敷居の高いように感じますが、アマチュアでも趣味でも問題なくできます。
1曲からでも可能なので、1曲音源を作っておくとSNSでの配信やバンドの名刺代わりに役に立ったりします。
単に『バンドやってます!』というより、『こういう曲をやっています!』と聴いてもらったほうが説得力が違いますからね。
レコーディングの段取りはここでは書ききれないほどありますが、ざっくり説明すると、
曲を決める⇒プリプロを作る⇒トラック表、歌詞カードを用意する⇒タイムテーブルを作る⇒録音⇒編集⇒ミックスダウン
が一般的だと思います。
料金ですが各スタジオで異なりますが1日につき6時間~8時間単位で予約するのが一般的です。
曲数が多ければ数日に分けて行います。また、時間が過ぎた場合は当然延長料金も発生しますし、録音以外のエンジニア側の作業(持ち帰り作業)は別途料金が発生したりしますので確認してください。
レコーディングの心構えとしては、録音予定曲のアレンジと練習を当日までに確実にバンドメンバーで共有し、納得するまで話し合ってください。
レコーディングは時間との勝負であり、使用料金も決して安くはありません。
録音開始後に、ギターとベースのコード進行が違うとか、練習でも3割の確率でしか弾けないギターソロを本番でなんども録り直しているようでは大きなロスとなります。
また、レコーディングはバンドだけでななくエンジニアとの共同作業です。
段取りがぐちゃぐちゃのなかで半日~丸一日同じ部屋で作業をするようではお互いいい仕事ができないでしょう。
バンド側の意向を押し付けるだけでなく、エンジニアが出来る事、バンド側が頑張らなきゃいけない事をしっかり整理し、入念に打ち合わせてください。
レコーディングはライブよりもさらに綿密な準備が必要になってくる印象ですね。
普段大きい音で練習しては気にならない事も、レコーディングで録音となると粗が見えてきたりします。ライブの練習とは違うベクトルでレコーディングの準備をしていく事が重要です。
・最後に
さて今回はバンド活動で出来る事と具体的な活動方法を紹介させて頂きました。
バンド活動というのはプロを目指すにしろ、趣味でたしなむにしろ、基本は目標に向かって練習⇒本番を迎える⇒反省⇒次の目標へのサイクルが基本になるように思えます。
社会人の二足の草鞋を履きながらバンドをやろうとすると『あれもこれもできない!』と感じることもあるでしょう。
限りある時間を捻出し、多少の犠牲も発生してしまう事も時にはあると思います。
しかしそれと引き換えにバンド活動を社会人ながら真剣に行っていると、普通に働いているだけでは得られない経験や仲間がたくさんできます。
是非この記事を参考にバンド活動を頑張ってください!
それではまた次の記事でお会いしましょう~
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