バンドを組んで生まれて初めてスタジオに入ることになりました。
スタジオはどんな場所でどんな事ができるのでしょうか?
同じく初めてスタジオでバンド練習する予定です。
バンド界隈は独特な雰囲気な気がして
注意しなければならない立ち振る舞い等あるのでしょうか?
バンドマンがよく口にする『スタジオ』。
どんな場所か非常に気になりますよね。
初めて使う前はちゃんとうまく活用できるか不安になると思います。
スタジオは事前に予約して使うことが多く、マナーに関しても『人として』普通の立ち振る舞いをしてれば特に物怖じすることはありません。
この記事を読めばスタジオの利用方法から、スタジオ内のマナーまでわかるように解説していきます。
この記事でわかる事
- 音楽スタジオ(リハーサルスタジオ)とはこんなところ
- スタジオの利用の仕方
- スタジオ内でのマナー
それでは解説していきます!
・音楽スタジオ(リハーサルスタジオ)とはこんなところ
基本的な質問から失礼しますが、
そもそも音楽スタジオはどんなところなのでしょうか?
音楽スタジオとは
バンドメンバーで練習をする『リハーサルスタジオ』
楽曲を録音する事ができる『レコーディングスタジオ』
と大きく分けて二つあります。同じ建物内で併設されている事も多いです。
今回は『リハーサルスタジオ』について説明していきます。
音楽スタジオには『リハーサルスタジオ』と『レコーディングスタジオ』があり、バンドマンのホームともいえる『リハーサルスタジオ』について今回は説明してきます。
『リハーサルスタジオ』とは大型のアンプ、ドラムセット、マイク、ミキサー、モニター、キーボードなど防音完備の部屋に楽器演奏をする為の機材が用意されている施設です。
スタジオ内は演奏フォームやライブパフォーマンスを確認するために鏡張りされていたり、演奏の確認用に簡易的な録音設備も備え付けられています。
日常的なバンド練習や、ライブ前の予行演習、まさに『リハーサル』ができる場所です。
よくバンドマンの会話でバカの一つ覚えのようにスタジオスタジオと言ってるのを聞きますが
これはきっとバンド練習の為の『リハーサルスタジオ』の事を指して言っていたのね。
(バカの一つ覚えって、、、。)
『次回スタジオいつにする~?』なんてのはバンドをやってるとしょっちゅう会話に出てきますよね。まさにバンドのホームタウンでありバンド活動をいそしむ場所となっています。
リハーサルスタジオ(以下スタジオ)は自宅での個人練では到底再現できないライブ基準のセッティングで、防音の環境下で目一杯練習できるのが特徴です。
スタジオでは演奏に必要な機材が揃っているので、ギタリスト、ベーシストでしたら楽器本体、ドラマーでしたらスティックさえ最低限持参すればいきなり練習できる環境が揃ってます。
そもそもですが、アマチュアレベルのバンドマンはライブ基準の大型のギターアンプやドラムセットを自前で所有していない事がほとんどで、基本は音楽スタジオやライブハウスの現地の機材を使って演奏しているのです。
また、受付では弦、ピックの消耗品の販売や、楽器本体や機材のレンタルも出来るところもあるので、楽器を持参できない仕事帰りにどうしてもスタジオに入らなければならない時も、手ぶらでいっても大抵なんとかなったりもします。(もちろん自分の楽器を使うのが一番です)
自宅以上に良質な環境で練習できるといったところで、
例えばバンド練習でなくても、個人練として一人で借りる事もできるのでしょうか?
もちろん個人でも利用できます。入室も二人までだったら料金も割安になったりします。
個人練の段階で大型のギターアンプや、ドラマーだったらドラムセット、ボーカルのボイトレ等で大音量で練習できればその成果もより一層期待できます。
・音楽スタジオの利用の仕方
スタジオを使いたい時は直接現地に行ってもよいのでしょうか?
基本は予約制の場合が多いです。
当日に出向いて空きがあれば良いですが、
その場で借りれる事は難しいと思った方が良さそうです。
地名、スペース、音楽スタジオ(横浜 音楽スタジオ)などで検索してみましょう。
大手店舗は繁華街に多くありますが、郊外に個人経営でスタジオを構えているところや、楽器店に併設されている場合もあります。
スタジオの利用方法ですが、基本は予約制なところが多く、練習希望日に空いてる部屋と時間を確認し電話やHPから予約を入れます。
直接現地に行ってその時間に空きがあれば部屋を貸してもらえますが、やはり事前予約が無難でしょう。
逆に個人練は当日、もしくは前日の『直近』予約のみ対応の場合が多いです。
基本的にスタジオは通常料金のバンド練習で予約の枠を埋めていくのですが、予約が埋まらず部屋に空きが出てきそうな『直近』に、このまま空きにしとくよりは、一人~二人の少ない人数の個人練枠として安く提供する的なシステムが多いです。
部屋も数種類あり、広さや設備で値段も異なってきますのでHPで確認しましょう。
時間あたりの料金×使用時間
が基本的な料金としているところが多いです。
また大体が
- 部屋の広さ 狭い < 広い
- 曜日 平日朝~昼 < 平日夕~夜 < 土日祝
で値段が高くなっていくスタイルが多く、長時間になるとお得なパック料金もあったりします。
ちなみにスタジオは会費を払って会員カードを作る事がほとんどですが、継続してバンド活動をするならポイントで還元できたり、特にデメリットはないので作って置くと良いと思います。
初回は会員カードの手続きがあるので予約時間より早めに現地に到着しといた方が無難です。
スタジオに着いたら受付を済ませ、時間までロビーで待機となります。
時間になったからといって勝手に部屋に入室するのはダメです。
転換時のチェックなどあるのでスタッフの案内があるまで待ちましょう。
ちなみにメンバー全員が揃わないとスタジオには入れないのでしょうか?
例えばメンバーの一人が電車の遅延などで遅れる場合などは待ってから受付しなければならないのですか?
基本メンバーの誰か一人でもいれば人数が揃わなくても予約時間に入室できますので、メンバーの致し方ない遅延の場合は先に入って準備を進めてましょう。
逆に早く到着した際に予約時間前に部屋が空いている場合は、『もう空いてるんで入っていいですよ~』的な店側の配慮で早めに入らせてもらえることもありました。
あくまでお店側の配慮なんでバンド側から『空いてるからいいじゃん』みたいな強要は絶対ダメですウザがられます。
・スタジオ内でのマナー
バンドをやっているとなんだか独特のルールがあるような気がして、、、。
スタジオ内でのマナーや立ち振る舞いで注意することはありますか?
確かにバンド界隈の独特な雰囲気はありますが、
社会一般的なマナーを心がけていけば大丈夫です。
特に『気持ちのいい挨拶』『利用時間』『丁寧な機材の取り扱い』
を厳守しましょう。
・挨拶
スタジオのスタッフや他バンドの方には気持ちの良い挨拶をしましょう。
スタジオだからというわけでなく、やはり挨拶は基本ですよね。
バンドは横の繋がりが重要です。
スタジオを長く使っているうちに、いつも同じ時間帯で練習している他バンドやスタジオのスタッフとも顔なじみになってきます。また、スタジオのスタッフも大抵バンドを組んでいたりします。
そういった方と良好な関係を築けていくと、イベントやライブの出演依頼なんかも頂くこともあります。
いくら演奏力が高くても、ぶっきらぼうで横柄なバンドにはイベントの出演依頼や何かおいしい話も一切入る事はないでしょう。
・ロビー使用の際は最低限のスペースで
いくら先に来ているからといって一バンドでロビーの机を何台も占拠するとかはダメです。
あと、よくあるのが中途半端な量のペットボトルやピックやチューナー等の小物が机の上に置いてあると、忘れ物なのか、ただのゴミなのかで、今現在使用中の机なのかわからない場合があります。
ゴミは必ずゴミ箱、私物の管理はしっかりというのはどこにいっても基本中の基本のマナーとなります。
・時間厳守
利用時間は必ず厳守し、10~15分前には練習を終わらせ、5~10分前には退出できるようにしてください。(各スタジオ利用規約確認)
次のバンドの為にスタッフが部屋内の転換作業を行うので、ギリギリまで入室してると次のバンドの練習時間を奪う事になります。
練習の区切りが悪く、やむを得ず時間ぎりぎりなった場合は、とりあえず荷物をいったん外に出して、ロビーで機材の片付けを行ってください。
・飲食、喫煙
飲食、喫煙については所定の場所で行ってください。
特に水分は機材にこぼしてしまうと破損に繋がります。
例え部屋内で飲食可の場合でも、ドリンクはキャップのついているものにし、アンプ等機材の上に絶対置かないようにしてください。
・機材の取り扱いについて
アンプ、ミキサー、ドラムセットのセッティングでわからないことがあれば必ずスタッフに確認してください。
特にギターの真空管アンプは電源のオンオフに手順があったり、ミキサーのマスターボリュームもむやみに上げるのは厳禁で、最悪破損してしまいます。
スタジオはそういった機材の扱いを学ぶ場でもあるので、親切に教えてもらえますよ。
破損かな?と思った際はすぐにスタッフにお伝えしましょう。通常の使用範囲で破損してしまった場合は弁償になるとかはないので安心してください。
利用規約にもよりますが、大抵会員になる際の会費や年会費が機材の保険料に充てられていたりします。
それこそアンプに水をぶっかけたとか、テンション上がってドラムセットにダイブしたとかそういうのが弁償レベルです。
スタジオを出る際はアンプを移動させたら元の位置へ、メモリもすべて0で電源オフ、ドラムセットもワンタムにした場合はツータムに戻すなど、セット、機材をを現状復帰してから退出してください。
・会計はスムーズに。割り勘計算でモタモタしない。
会計時はとりあえず誰か一人が支払って後でバンド内で割り勘してください。受付でスマホの電卓叩いてその場でお金を取りまとめると時間がかかって、スタッフや他バンドにも迷惑がかかってしまします。
バンドもろもろやスタジオだけの立ち振る舞いというより
『人として』の部分が多いですね。
日頃より気をつけたいと思います。
日常生活でもそうですが、他者への気配りがあれば無用なトラブルも避けられることがほとんどですよね。ぜひマナーを守れる素敵なバンドマンになってください。
・最後に
さて、今回はスタジオの利用方法とやマナーを解説してきました。
スタジオはバンド活動をいそしむ場であり、ホームタウンでもあります。
特にマナーに関してはついスタジオに浮足立って、誰にも指摘されず、気付いたら他人に迷惑をかけているということがもしかしたらあるかもしれません。
ライブのステージ上では過激なバンドマンも一歩ステージを下りればとても紳士で真面目な人が多かったりします。(※一部本当に怖い人もいます。)
ぜひスタジオの利用方法やマナーを正しく身につけ、バンド活動に励んでください!
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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