【バンド初心者向け】スタジオでのバンド練習で適切な音量バランスを作る為の5つのポイント

バンド活動
バンドに憧れる社会人ガール
バンドに憧れる社会人ガール

この間スタジオでバンド練習した際、ボーカルが全然聴こえませんでした。

ロックバンドなのでなるべく全体を大きい音で表現したいです。

マイクの音量はマックスだったので、単にボーカルの声量が無いだけなのかしら?

やりたいことを我慢してきたミドルマン
やりたいことを我慢してきたミドルマン

私の場合は自分のギターの音がまったく聞こえなかったので音量を上げたのですが、

他メンバーから『ギターの音デカすぎ』と言われました。

私からしたら他の音の方が大きく聞こえてしまうのですが、どうすれば全体のバランスが取れるのでしょうか?

バンドを組んだばかりの初心者の方はスタジオでのバンド練習で、周りの音がうるさすぎて自分の音やボーカルが聴こえなかったりということに直面することがあると思います。

周りの音が大きいとつられて自分も音量を上げてしまい、メンバー全員がそんな対処をしていると全体が爆音になってしまいがちですが、それはバンドにとって最適な練習環境と言えるのでしょうか?

ねもとん
ねもとん

結論から申しますと、スタジオでのバンド練習は全体を可能な限り小さな音量で練習するのが良いと言われています。音量調整の手順としては、まずはドラムとボーカルを基準に音量を決め、

そこに各パートが合わせるやり方が良いと思います。

今回はバンド練習で適切な音量バランスを作る為の5つのポイントを解説していきます。

スタジオでのバンド練習で適切な音量バランスを作る為の5つのポイント

  • 【まずは結論から】可能な限り小さい音量で練習しよう
  • 音量調整が難しいドラムとボーカルをまずは基準にする
  • ベースの音量はドラムと同程度に合わせつつ、ボーカルも聴こえる様に微調整
  • 意外や意外?ギター、キーボードは他パートよりも控えめで
  • 最終調整はアンプの向き、立ち位置、イコライジングで。この時も安易に音量を上げない
ねもとん
ねもとん

それでは解説していきます!

・【まずは結論から】可能な限り小さい音量で練習しよう

バンドに憧れる社会人ガール
バンドに憧れる社会人ガール

私たちはロックバンドなので『爆音こそ正義!』を掲げとにかく爆音で練習しています。

バンドの演奏に対してボーカルがまったく聴こえませんが、声量が無いのでいっそクビにしようかしら?

ねもとん
ねもとん

いきなりヤバい思想が見え隠れしていますが、とりあえずクビはちょっと待ってください!

ロックは爆音に限るのは確かにわかりますが、爆音で演奏するにしろ『バランス』というのも重要です。またバンドの質を向上させるには『アンサンブル』『アレンジ』に着目する必要があり、これらは音量が大きい程聴き取りづらく練習効率が悪くなるのです。

『音が大きい方が楽しいから』『爆音が売りのバンドにしたいから』『自分の音が聴こえないから大きくせざる得ない』

等、スタジオでのバンド練習では様々な理由で大音量で練習しがちかと思います。

しかし、結論として、可能な限り小さい音で練習する方が良いです。

バンドに憧れる社会人ガール
バンドに憧れる社会人ガール

はぁ!?何言ってんですか!?

私、月に何本も色んなバンドのライブを観に行ってますが、

小さい音でライブをしているロックバンドなんてどこを探してもいないと思いますけど!

小さい音で練習するなんて絶対納得いきません!

ねもとん
ねもとん

あぁぁ、ちゃんと説明しますから怒らないで聞いてください(泣)

ライブハウスでかなりの爆音で演奏しているバンドも、あれはPAという役割のスタッフが客席側用に加工した音で、ステージ上で演者が出している音とは音量も質もまったくの別物なのです。

客席側の音とステージ上の音の性質の違いがわかってくると小さい音で演奏する意義が納得できると思います!

ライブハウス等でバンドの演奏を聴くと、とても迫力のある大きな音で演奏しているバンドはたくさんいますよね。

それに感化され、ついつい自分たちも大きな音を出してみたいと思ってしまいますが、実は客席に向けられた音と、バンド側で出している音はまったく別物なのです。

つまり、ライブハウス等ではステージ上のギターアンプやドラムセットから直接音を客席に向けているわけではなく、PAという役割のスタッフが音をまとめ、客席側へよりよく伝える為に調節しているのです。

やりたいことを我慢してきたミドルマン
やりたいことを我慢してきたミドルマン

ライブハウスではステージ上のバンド側のアンプで音量を上げて

大きい音を聴かせていたと思っていましたが、

あくまでPAさんが客席側用の音として調節していたのですね。

ねもとん
ねもとん

客席側の『外音(そとおと)』はたとえ爆音で鳴っていても、実際ステージ上の演者側のモニター音、所謂『中音(なかおと)』は上手いバンド程かなり小さい音で演奏してたりします。

ではなぜ小さい音で演奏及び練習することが重要なのか説明していきますね!

小さい音で演奏及び練習することに関して懐疑的に思う事が多いと思いますが、大きい音での練習は様々なデメリットがあるのです。

例えば、突然大きい音を聴いた時に耳が『キーン』としてその直後からしばらく音が遠くなることはありませんか?

音は大きければ大きいほど、耳が麻痺してしまい、繊細な音を聞き取れなくなってしまいます。

一過性のものならともかくこれが当たり前になってしまうと、最悪、難聴等で耳が壊れてしまう事もあります。

そのような全体が大音量の演奏環境では音を聴きとる能力が著しく低下し、演奏のどこが良くないかなど発見しにくく、練習効率も下がる事となります。

『小さい音だからテンションが上がらない』だとか『小さい音は俺たちの音じゃない』というのもわかります。

しかし、ライブハウスならともかくとして、スタジオはお客さんのいないバンドメンバーだけの練習の場です。

その聴き手のいない練習の場で、音量をぶっちぎっても誰に聴かせるわけでもなくただの自己満足にすぎないのです。練習は練習なのです。(ライブを目的としない自己消化のバンドであればこの限りではありません。)

バンドでは自分の音よりも他パートがどんな事をやっているかを聴き取る事が重要ですので、小さい音に合わせて全体のバランスを考える事のほうが大切です。

さらに、小さい音でも楽曲のアレンジやアンサンブル次第で迫力ある演奏が出来るようになれば、ライブの際はさらにクオリティーの高い音を客席にまで届けることができるでしょう。

大音量にしなければハードに聴こえない楽曲は、逆にアレンジやアンサンブルに問題があると思っていいでしょう。

バンドに憧れる社会人ガール
バンドに憧れる社会人ガール

『爆音こそが正義』を掲げ、小さい音は『これは私たちの音じゃない』と変なこだわりがありましたが、より良い演奏や上達を望むならメンバーの音が全部しっかり聴き取れる環境が大切なのですね。練習中にボーカルが聴こえないのもボーカルのせいではなくて、聴き取れるぐらいに演奏の音量を下げる必要がありそうね。

ねもとん
ねもとん

爆音で聴いた方が気持ちのいいジャンルは確かにありますが、それはあくまでリスナー側の事です。そのリスナーを楽しませる為にはバランスや質に着目し、音量を抑える必要があるのです。

・音量調整が難しいドラムとボーカルをまずは基準にする

やりたいことを我慢してきたミドルマン
やりたいことを我慢してきたミドルマン

全体を小さい音で練習するべきだということはよくわかりました。

適切な音量バランスをとるための基準とかはあるのでしょうか?

試しに全員で音量を絞ったのですが、音が聴こえないバートが少しでも音量を上げると、

どうしてもそれに合わせるように徐々に全体の音が上がってしまいます。

ねもとん
ねもとん

メンバー全員が一斉に音出しをしながら音量バランスを図ろうとすると、

誰かの音が大きくなるとつられて自分も音を大きくしがちになってしまいます。

まずは手順として、ドラムとボーカルを基準に音量を決め、

それに他パートが合わせる方法が良いと思います。

いくら小さい音で練習しようと心がけても、一斉に音出しを開始してしまうと周りにつられてついつい音が大きくなりがちですよね。

スタジオで可能な限り小さな音量で練習するには、まずは音量調節の範囲が狭いボーカルとドラムを基準に他パートが合わせる形で音量のバランスを図っていくのが良いと思います。

ギターとベースはアンプのつまみを回せば簡単に音量調節できますが、ドラムとボーカルはプレイヤーによってかなり音量に差が生まれ、音量調整が難しいのです。

小技を駆使した繊細なドラマーと、ワンタムでガンガン鳴らすパワーヒッターとでは、かなり音量が違います。

またドラムセットはスタジオではマイクを通してミキサーで調節することも少ないため、音量調節の余地がかなり少ないといえます。

ボーカルも声量など個人差がありますが、ドラムと違うのはマイクを通すのでドラムよりは音量調節の余地があります。

ただし目一杯音量を上げられるかといったらそうでもなく、ボーカルマイクは周囲の音まで拾ってしまうので音量を上げすぎるとすぐにハウリングを起こしてしまうのがギター、ベースと違うところです。

以上のように音量調節が難しいドラムとボーカルを基準に、音量調節がしやすい他パートが合わせるが良いと思います。

バンドに憧れる社会人ガール
バンドに憧れる社会人ガール

なるほどですね~。身体が楽器ともいえるボーカルと音量調節が難しいドラムに、

音量調節が可能なベースとギターが音量合わせてあげると良いのですね。

演奏に埋もれがちなボーカルも声量が無いと力量を問う前に、調節可能な楽器隊が合わせてあげればよかったのね。あぶなくボーカルをクビにするところでした。

ねもとん
ねもとん

(とりあえずクビにならずになりそうでよかった~)

大音量の中の練習だとボーカルも肩身が狭くなり、大声をだし、喉を壊すという悪循環になりかねませんよ。

ボーカルさんには優しくしてあげてくださいね!

ではドラムとボーカルを音量の基準にする具体的な手順を説明していきます。

具体的な手順ですが、まずはドラムに3点(ハイハット、スネア、バスドラム)でリズムを刻んでもらい、そこでボーカルに歌を歌ってもらいましょう。

歌いながらハイハット等の金物に音が隠れることがない範囲までマイクの音量を上げます。

しっかり聴こえる基準としてドラムのスネアにボーカルがちょい勝ちか同程度の音量です。

ボーカルの音量が足りず、ハウリングが起こるギリギリまでマイクを上げてもまだドラムが大きければ、ドラムの音量を下げる事を考えなくてはなりません。

技術のあるドラマーはその場で適切な音量になるよう叩き方を変えたり、シンバルだけ、スネアだけ、とパーツごとに音量を調節できたりしますが、その時の技量によっては音量を抑えるとリズムが崩れたり、急に雑になったりその場では解決できない場合もあります。

それこそヘヴィなバンドならばパフォーマンスも考えれば練習の段階から全力で叩く事も必要でしょう。

そいうった場合はガムテープをタムやシンバルに貼れば倍音や余韻もカットでき、音量自体も抑えられます。(ミュートといいます)

・ベースの音量はドラムと同程度に合わせつつ、ボーカルも聴こえる様に微調整

バンドに憧れる社会人ガール
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ドラムとボーカルの音量が決まったら、次はどのパートを合わせますか?

ねもとん
ねもとん

ドラムとボーカルの次はベースを合わせます。ベースはドラムと同程度に合わせつつ、自分とボーカルが聴こえる音量を目指して調節していきましょう。

ベースですが、ドラムと同じくらいの音量が調度良いです。『リズム隊』と言われる所以でもあるので、お互いがお互いをしっかり聴きとれる音関係になければなりません。

ドラムといっても金物の鳴らし方や3点のバランスがプレイヤーによって異なりますので、全体でとらえずらい場合は、バスドラムの音量をよく聴きましょう。

基準としてバスドラムと同程度、ベースの音でバスドラムが聴こえないようならそれは音がデカすぎる事となります。

リズム隊で演奏しながらボーカルにも歌ってもらい、ボーカルがしっかり聴こえるようならOKです。

・意外や意外?ギター、キーボードは他パートよりも控えめで

やりたいことを我慢してきたミドルマン
やりたいことを我慢してきたミドルマン

ボーカル、ドラム、ベースのバランスが決まったらいよいよギターやキーボードですね。

ギターやキーボードはやはりサウンドの主役なのでボーカルの次ぐらいの音量が良いのでしょうか?

ねもとん
ねもとん

それが意外や意外で、ギターやキーボードはベースやドラムよりも少し小さいくらいの控え目が良いです。

ここで調子に乗って音量を上げてしまうと、ベースの音が聴こえなくなって、

ついついまた全体の音量が上がったり、せっかくの調整が台無しになってしまいます。

ドラム、ボーカル、ベースとバランスを調整し、いよいよギターやキーボード等の上物を調節していきます。

ギターやキーボードはサウンドの主役だけについつい音量を上げてしまいがちですが、他のパートよりちょっと小さめで、何を弾いているかがわかる最低限の音量が好ましいです。

特にギターの高域はドラムのシンバル、低域はベースに、ギターのおいしいとされる中域もボーカルにそれぞれ音域が重なってしまうので、それぞれの邪魔にならないよう、最適なイコライジングと音量を探していかなければなりません。

そんな中でギターやキーボードの上物がでしゃばってしまうと、

ベースが聴こえない⇒ベースを上げる⇒ギターが聴こえない⇒ギターを上げる⇒ボーカルが聴こえない…

と悪循環にまた全体の音量が上がってしまいます。

バンドに憧れる社会人ガール
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ギターは他パートと重なる音域が広く、音量を上げてしまうと他パートが引っ張られるようにまた全体の音が大きくなってしまうのですね。

爆音信者だったので気をつけていきたいと思います。

ねもとん
ねもとん

とはいえやはりギタリストたるもの目立ちたいものですよね。

バッキング(伴奏)は控えめにしつつも、逆にギターソロの際はエフェクターで音量や中域を持ち上げ、ここぞとばかりに存在感を示すと良いと思います。

エフェクターを踏んだ時の音量も少し浮き出る程度、大きくなりすぎないよう設定しましょう。

・最終調整はアンプの向き、立ち位置、イコライジングで。この時も安易に音量を上げない

バンドに憧れる社会人ガール
バンドに憧れる社会人ガール

これまで音量のバランスを調整してきましたが、

自分にとっては丁度よくても、他のメンバーには大きく聴こえたり、

同時に全然聴こえないと言われることがよくあります。

音量の大小だけではメンバー全員が聴こえやすい環境を作れないのですが、

どうすればよいのでしょうか?

ねもとん
ねもとん

音には進む方向があり、低音は全方向に広がり、高音は一直線に進むという性質があります。

したがってスタジオ内での立ち位置によっては、自分には丁度よく聴こえる音も他のメンバーにはうるさすぎる、小さすぎるといったことが発生してしまうのです。

ある程度全体のバランスが決まったら最終的にはアンプの向きや立ち位置、イコライジングで微調整していきましょう。

全パートの音量を可能な限り小さくし全体のバランスをとっていても、メンバーの立ち位置によって音の聴こえは変わってきます。

自分は丁度良いと思っていても、ベースに『ギター下げて』と言われ、ドラムには『いやいや、ギター聴こえないよ』とメンバーそれぞれ欲しい音が違う事象が発生することがありますよね。

これは音には進む方向があり、低音は全方向に広がり、高音は一直線に進むという性質によるもので、これらはさらにスタジオの広さによっても変わってきます。

したがってターやキーボードの高音の出る上物パートはアンプの近くで演奏していると、一直線に音が進むことから、遠くの人にはよく音が届き、自分自身にはよく聴こえないという事が起きてしまうのです。

このような立ち位置で自分の基準で音量を上げてしまうと、遠くの人には大きい音として届いてしまいます。

また、アンプの真ん前を立ち位置にしてしまうと、一直線に進む音をブロックしてしまうこともあります。

例え、他メンバーから「音聴こえない」と言われたとき、また自分自身の音も聴こえにくい時も安易に音量を上げず、まずはアンプの向きを変える、聴こえやすい立ち位置を探すなどで対応しましょう。

特にドラマーは立ち位置を変えられませんし、とにかく自分の音が一番近くデカく聞こえてしまいます

ドラマーは積極的に他パートの音を自分の聴こえやすいようにガンガンリクエストし、他メンバーが立ち位置などで調整しましょう。

やりたいことを我慢してきたミドルマン
やりたいことを我慢してきたミドルマン

全体の音量バランスは概ね調整できましたが、

今一つ、ボーカルやギターの音が埋もれて聴こえてしまいます。

こういった場合も音量を上げてはだめなのでしょうか?

ねもとん
ねもとん

音量が適切でも、なんだかすっきりしない時がありますよね。

そういう時はイコライジングで対応してみましょう。

例えばボーカルの低音をカットするだけで、ぼやぼやした感じがなくなり、

スッキリ聴こえて、結果、音量を上げずに済むこともあります。

全体の音量バランスが適切になっても、ボーカルやギターが音が埋もれて聴こえてしまったり、いまいちサウンドが抜けてこないことがあると思います。

そういった時も音量を上げて対応するのはちょっと我慢し、イコライジングで対応してみましょう。

ギターの低域とベース、ボーカルとスネアドラム、ベースとバスドラムなど、各パートの音域がどうしても被ってしまう事があります。

音域が被ると厚みが出るんじゃないかと思われるかもしれませんが、実際は被った音域は相殺され、聴こえづらくなってしまうのです。

そういった時に、アンプやミキサーのつまみ(大抵HIGH(TREBLE)、MID、LOW(BASS))で表記されています)で、被っている音域をカットしたり、足りない音域を少し上げてみるとスッキリ聴こえてきます。

大抵はボーカルのLOW(低域)をカットするだけで、他をいじらなくても解決することがほとんどです。

ギターも同様です。

LOWとHIGHをブーストさせ、MIDを削った『ドンシャリサウンド』という設定もありますが、あれは確かにギター単体で聴くとカッコいいですが、よっぽどうまく調節しないとバンドの中では埋もれてしまう事がほとんどです。

低音の役割を担っているベーシストからしてもあまりいい顔はされないでしょう。

逆にギター単体では物足りたりないぐらいが、バンドサウンドに混ざった時にイケて聴こえてきたりします。

さらに気を付けたいのがギターの『HIGH(高域)』

アンプの正面に立つと音の進みをブロックしてしまうため、アンプの少し斜めに立つ事があると思います。

アンプの斜めに立つと音がこもって聴こえてしまうため、HIGHを上げがちにしてしまいますが、斜めからでは丁度良くても、正面のからするとキンキンと高音が立ちすぎた音になってしまいます。(正面の人はマジで地獄です)

アンプの真ん前では音がブロックされてしまうので、離れた正面の位置でモニターすると良いでしょう。

バンドに憧れる社会人ガール
バンドに憧れる社会人ガール

イコライジングは手軽に音を太くできるので、ついついブーストさせがちですが、

各パートの音域が重なってしまわないよう、『引き算』の考え方も重要なのですね。

ねもとん
ねもとん

そうですね。そしてそのイコライジング時でもやはりアンプの向きや立ち位置によっても聴こえが変わってしまいます。機械の調整だけでなく、アンプの移動や立ち位置を変え、ベストな音環境を模索してください。

・最後に

さて、今回はスタジオでのバンド練習で適切な音量バランスを作る為の5つのポイントを解説させて頂きました。

バンドアンサンブルにおいて、適切な音量で演奏することはとても重要で、ここがしっかりしていないといつまでたっても効率の悪い練習をしてしまうことになります。

スタジオでは『音が大きい方が楽しいから』『爆音が売りのバンドにしたいから』『自分の音が聴こえないから大きくせざる得ない』などの理由で音量を上げていき、最終的にはメンバーと音量合戦。

こうなってしまっては、自己中心的な音作りになってしまい、練習効率どころか、次第にメンバー間の関係すらも悪くなる可能性もあります。

適切な音量バランスで練習をしていけば、バンドアンサンブルも向上しますし、演奏中のメンバー間のコミュニケーションも円滑になり、より一層バンドが楽しくなります。

今回紹介した5つのポイントを実践し、より良いバンド活動ができるよう願っています。

ねもとん
ねもとん

それではまた次の記事でお会いしましょう~

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